Jon Kabat-Zinn博士は「MBSRはダンマの乗り物である」と述べています。
MBSRを教えるということは、プログラムの構造を理解するだけでなく、自らの実践を通してダンマを生き、体現していくことでもあります。

1. 概要
この7日間のサイレントリトリートでは、
マハーチュラーロンコーンラージャヴィドゥヤヤ大学(MCU)国際仏教学部(IBSC)の協力のもと、バンコクのワット・マイ・ヤーイペーン住職 ハンサ・ダンマハソー師(Ven. Dr. Hansa Dhammahaso) をお迎えし、伝統的な四念処(Satipaṭṭhāna)に基づく瞑想実践を行います。
沈黙の中で、「坐る・歩く・聴く」瞑想を通じて、
マインドフルネスの原点——気づきの道(Path of Mindfulness) に立ち返る時間となります。
2. 四念処とは
四念処(Satipaṭṭhāna)とは、ブッダが説いた「気づきの四つの基盤」を意味します。
- 身体(kāyānupassanā) ― 身体の動きや呼吸を観察する
- 感受(vedanānupassanā) ― 心地よさ・不快さ・中立といった感受を観察する
- 心(cittānupassanā) ― 心の状態(怒り・喜び・集中など)を観察する
- 法(dhammānupassanā) ― 心の中に生起する現象を観察する
これらを通して、無常・苦・無我の洞察を育み、苦しみからの解放への道を歩むことを目的とします。
現代のマインドフルネスの理論的基盤ともいえるこの教えは、ジョン・カバット・ジン氏のMBSR(マインドフルネスストレス低減法)にも深く息づいています。
3. このリトリートについて
Jon Kabat-Zinn氏は「MBSRの根幹にはダンマの理解が欠かせない」と語っています。
MBSRを教えるということは、単なるストレス低減の手法を伝えることではなく、
“人間存在の深い理解”へと導く実践として学び続けることでもあります。
この7日間のサイレントリトリートは、
MBSR講師および修了生、または同等の瞑想経験を持つ方を対象にした実践深化プログラムです。
静寂に包まれた長崎・西海の自然の中で、
「坐る・歩く・聴く」瞑想を中心に、
ご自身の内なる静けさに触れながら、マインドフルネスの力を再発見していきます。
MBSR講師や実践者にとって、Satipaṭṭhāna(四念処)の実践は、
- “マインドフルネス”という言葉の源を理解し、
- 教える姿勢と存在そのものを磨く
ための大きな糧となるでしょう。
このリトリートは、日常の教える場を離れ、
「マインドフルネスを生きる」という原点に立ち返る時間です。
※以下の写真はハンガリー・リトリートでの模様です



4. 日時・金額・場所
- 日程:2026年3月20日(木)午後〜26日(木)午前[7日間]
- 場所:Kuu Retreat (長崎県西海市西彼町下岳郷2371-2)
静寂と自然に囲まれた環境で、瞑想とともに過ごす一週間です。 - 参加費:111,000円(税込)
- 宿泊費:13,750円(税込)程度/ 泊(食事込)
- その他:講師へのダーナ(布施)ご希望の方はお受けいたします。
- リトリートスタイル:四念処に基づくマハシ式のヴィパッサナ瞑想(歩く、座るを中心とした実践)
5. 応募方法
下記のフォームよりお申し込みください。
※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。
お問い合わせ
International Mindfulness Center JAPAN(IMCJ)
Email: info@mindfulness-japan.org
Website: https://mindfulness-japan.org
リトリート講師・通訳

Ven. Dr. Hansa
マハーチュラーロンコーンラージャヴィドゥヤラヤ大学(MCU)国際仏教学部(IBSC)で、教授や、インターナショナルプログラムのディレクターも務めました。
専門分野は「仏教と現代解釈学」「仏教と平和的手段の研究(博士課程)」「仏教と時事問題」「仏教哲学」「仏教セミナー(修士課程)」「社会参画型仏教(Engaged Buddhism)」などで、政府機関や民間企業からの講義依頼も多く、タマサート大学、チュラーロンコーン大学、内務省防災局、天然資源環境省などで講演やセミナーを行っています。
バンコクのワット マイ ヤーイペーンの住職として、伝統的な四念処に基づく瞑想を指導しています。

井上清子
International Mindfulness Center JAPAN 代表
Trauma-Sensitive Mindfulness JAPAN 代表
MBSR, MBCT, MBCL, breathworks Teacher
MBSR講師養成トレーナー、スーパーバイザー
オックスフォードマインドフルネス財団やカリフォルニア大学サンディエゴマインドフルネスセンター、マインドフルネスネットワーク等でトレーニングを受け、Institute for Mindfulness-Based Approchesでは講師養成トレーナ、スーパーバイザーとして活動している。
日本で初めてのMBSR講師養成講座、マインドフルネスの普及、安全なアプローチについて紹介。
タイ国立Mahachulalongkornrajavidyalaya大学 Innovatiove Mindfulness and Peace Studies修士課程在学中

宮本賢也
nternational Mindfulness Center JAPAN 副代表
Trauma-Sensitive Mindfulness JAPAN 副代表
MBSR, MBCT, MBCL, breathworks Teacher
MBSR講師養成トレーナー、スーパーバイザー
オックスフォードマインドフルネス財団やカリフォルニア大学サマインドフルネスネットワーク等でトレーニングを受け、Institute for Mindfulness-Based Approchesでは講師養成トレーナ、スーパーバイザーとして活動している。
タイ国立Mahachulalongkornrajavidyalaya大学修士課程にて、MBSRとサティパタナを中心とした仏教瞑想の比較研究をしています。
場所:
長崎県西海市西彼町
長崎空港から車で1時間20分
時津港から車で40分(長崎空港から時津港までは船で25分)
長崎駅から車で1時間
キャンセル&返金ポリシー(リトリート)
- 2025年12月末日まで:キャンセル料10%(90%返金)
- 2026年2月末日まで:キャンセル料50%(50%返金)
- 2026年3月1日以降:キャンセル料100%(返金ございませんのでご注意ください)
申し込み方法:
【Step1】受講規約の確認
【Step2】申し込みフォームの記入
【Step3】決済(後日ご案内します)
【申し込みStep1】受講規約
受講規約を確認のうえ、以下よりお申し込みください。 >>受講規約
【申し込みStep2】申し込みフォームの記入
※現在、IMA/IMCJのMBSR講師養成講座を修了された方を優先してご案内しております。
【申し込みStep3】決済
参加費について、以下からご決済ください。
宿泊費は別途決済のご案内をお送りします。
その他お問い合わせ:
お問合せがあるかたは【お問合せページ】からお知らせください。