マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、いまこの瞬間に経験していることを、ありのままに受け入れる心の態度であり、人生を豊かにするものです。実生活において、マインドフルネスを学ぶことにより、日常生活に立ち現れる出来事に対して、より優しく、判断をせずに受け入れる心を育てていくことができます。

その反対を思い浮かべることがわかりやすいかもしれません。マインドレス、すなわち心ここにあらずの状態で日常を過ごすことがよくあります。本当の意味で、今自分自身の人生を生きていないのです。

食事をしても他のことを考えている、家に帰る途中で買い物をして帰る予定が気づいたら家についていた、そのような経験はありませんか。これらの自動操縦状態は、単なる意識の問題ではなく、ストレス、痛み、不快感、抑うつ傾向を大きくする原因の一つでもあります。マインドフルに今を生きることにより、これらの困難とうまく付き合うことができるようになります。

私たちは、苦しみ(例えば痛み)が生じた際に、直接的な苦しみに加え、苦しみから生じる間接的・精神的な苦痛を伴うことが普通です。苦しみを感じることに対する抵抗感が、間接的な苦しみを増加させていきます。マインドフルネスとは、直接的な苦しみに心を開き、それとともにあることを学ぶ態度を育てることであり、その基礎となる力をつけるトレーニングです。私たちは置かれた環境や出来事を変えることができない場合でも、それらに対する態度を変えることはできるのです。

Mindfulness Based Program

MBSR

マインドフルネスストレス低減法は、Jon Kabat-Zinn博士によって痛みやストレスの緩和を目的として開発されました。

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MBCT

マインドフルネス認知療法は、Zindel Segal, Mark Williams, John Teasdaleによってうつ再発予防を目的として開発されました。

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MBCL

コンパッショントレーニングであるMBCL は、Erik van den BrinkとFrits Kosterにより思いやりを育むために開発されました。

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