MBCL(マインドフルネスに基づくコンパッションのトレーニング)

MBCLとは何か?

MBCL(Mindfulness-Based Compassionate Living マインドフルネスに基づくコンパッションのトレーニング)は、自他に対するコンパッション(思いやりの気持ち)を育てるためのコースです。精神科医 Erik van den Brink 博士と精神看護師として働いた経験がありヴィッパーサナ瞑想の指導者でもある、MBSR講師 Frits Koster により開発されました。MBCLは、この両名の医療現場などにおける経験に加え、 Paul Gilbert 、 Christopher Germer 、 Kristin Neff 、 Tara Brach らの業績を取り入れて開発されたものです。そして、このコースはMBSR MBCT breathworks8週間修了生など、基本的なマインドフルネスのスキルを身に付けた方が受講できるコースとなっています。

コンパッションにより、自分自身や他者の痛みや苦しみに鋭敏に気づき、癒したいと思う気持ちが育ってきます。また、困難な状況における自分自身の可能性を理解しようとする意志を育てることもできるようになります。

誰しも、コンパッションを持つ力を有しています。しかし、様々な理由により、多くの場合その力は発揮されないままになっています。トレーニングや継続的な練習により、コンパッションは育み、深めていくことができるものであり、それこそがMBCLの目指すところです。

MBCLの開発者による著作として” Mindfulness-Based Compassionate Living: A New Training Programme to Deepen Mindfulness with Heartfulness”があります。これには専門家に向けた章も設けられています。

MBCLはどのように効果をもたらすか?

自分自身に対することも含め、コンパッションを持つことは、心の健康にとって重要な要素であり、近年の科学的な研究で強調されている事実です。MBCLで教えられているような日々のトレーニングにより、コンパッションの力を高めていくことができます。

8週間のMBCLプログラムでは、マインドフルネスをベースとして、自他に対するコンパッションを育てる練習が行われます。また、その中では、自分に対して批判的になることや、恥や罪の意識を持つ心の傾向を上手に扱う方法についても学びます。MBCLはストレスマネジメントや燃え尽き防止のためのプログラムでもあります。

MBCLのコースについて

MBCLは、マインドフルネスをベースにした8週間のプログラムで、自他に対するコンパッションを育てるためのものです。近年の研究で、自他に対するコンパッションを育てることが、精神的、身体的な健康につながることがわかっています。

MBCLのエクササイズにより、受講者はかあたたかい気持ち、安心感、受容する力、他者との紐帯を体験します。さらには、コンパッショントレーニングの根底にある理論を学び、日常生活においてコンパッションが不可避なものであることを理解します。

MBCLのセッションは、困難な感情や状況をコンパッションをもって取り扱う方法を学び、それにより気分の落ち込み、不安、トラウマ、病気や痛みといったものへの対処方法を理解します。

MBCLプログラムは、MBSRまたはMBCTのコースを修了した人、もしくはブレスワークスの痛みのためのマインドフルネスを終了した人を対象としています。。特に、うつ、不安、病気や万艇的な痛み、トラウマ体験を持つ人の支えになるでしょう。

プログラムは各回2.5時間×8週間で、加えてリトリート形式の練習日が1日組み込まれています。